伝統工芸のごとく守りつつ
​新しい挑戦を忘れない「パン作り」

私は、小さい頃からお菓子作りが好きでした。料理、菓子作りの楽しさを代表である父から教わってきて、その父が“パン屋”として独立したこともあり、パンを作る技術や知識は身近なプロに教わるのが一番だと思い同じパン職人の道を歩み始めました。

仕事をする上で、「早い」「綺麗」「正確」「スマート」 が代表のポリシーです。
調理中の立ち振る舞いから、道具の扱い、管理、指導まで、どこをとっても所作がキレイというのは私も目指すべき姿です。
味はもちろん、最終的な仕上がりの微妙な見極めを妥協しない姿は、来店されるお客様からは見えない部分かもしれません。
しかし、そのプロ意識が、製造から販売までの全スタッフにしっかりと伝わり、“パン”を通じてお客様にお届けできている結果が、今なのだと思います。

「パンを通してささやかな幸せを届けたい・・」という父の思いと、試行錯誤の末にたどり着いたベースとなるパン生地の配合や製造方法は、流行り廃りに関係ないひとつの完成品です。
伝統工芸のごとく今後も守り引き継ぎつつ、常に新しいことに挑戦していきたいと考えております。